ほろんcafe特別企画開催報告「イルタテエについて知ろう~今こどもの居場所に必要なこと~」
- 由梨 稲岡
- 3月29日
- 読了時間: 4分
3月23日(日)ほろんcafe特別企画を開催しました。今回は「イルタテエについて知ろう~今こどもの居場所に必要なこと~」というテーマで、NPO法人イルタテエの木戸さん(社会福祉士)、後藤さん(弁護士)にお話をして頂きました。 「警固界隈」と呼ばれるこども・若者の現状について、困り感を抱える子どもたちに寄り添っていくために必要なことについて分かりやすく教えて頂きました。
講師紹介はほろんCafeとイルタテエの常連さんであるMさんにお願いしたところ、お二人の「らしさ」をとても柔らかく優しく伝えて頂き、場が和みました。
後半は、地域で居場所づくりに取り組まれている方や支援者、当事者など約30名で
「①こどもに人権って何?と聞かれてどう説明しますか?②一人でいるこどもに居場所スタッフとしてなんて声をかけますか?」というテーマでグループごとに対話の時間をとりました。
「人権は自由であり、誰もが幸せになれる権利があること」
まずは大人が人権について正しく理解し、こどもに伝えていけるようになり、子どものありのままの気持ちを聴くことのできる大人が地域の中で増えていくことが大事だと感じました。
(アンケート感想の一部)
後藤さんと木戸さんの講義を聞いて学んだことや感じたこと
・相談職で携わる中でもっともっと今まで以上に一緒に生きる楽しみを見つけていける題材をもらいました。自由でいいよと言える自分になれたような気がします。
・対人職として社会課題に向き合ってかかわっているお二人の話は自分にとってとても大きな意義を感じることができました。
・幼少期からの絶望体験に対して、どのような自己防衛が働いているのかを観察することが大事。そこを理解したうえでも解決策を提示するのではなく理解を示して「信用される大人」の一人になることが肝要だと感じました。
・息を吸う、ボーッとすることも権利を使ってやっていることで、この権利は誰もが皆んな持っているはずなのにそれが難しく、行き場を失っている子ども達(大人も)がたくさんいることを改めて考える機会をいただきました。若者達の気持ちに寄り添うことや『居場所』を作ることの大切さを改めて考え、この話にこんなに共感できる私は、やはり何かやるべきではないのかな…と突き動かされるものがありました。
・誰もが安心して生活する当たり前の権利があるのに、生きることに疲れ居場所がない子ども達がいることに、心が痛みました。そういう子ども達に寄り添い、居場所を創ってある事を応援したいと思います。未来ある子ども達に、笑顔で元気でいて欲しいです。
・きっとまだ声もあげれずに苦しんでいる子がたくさんいると思うと、やはり安心してありのままの自分でいられる場所の重要性を痛感しました。
今後、こども・若者支援や居場所づくりに関して、何か取り組んでいきたいこと
・私自身、息子の不登校時代に学校からも理不尽なことを言われたり、身内からも「学校に行けないのは甘やかして育てたからだ」と私の子育てを否定される時期もあり、誰にも相談出来ず苦しんだことを思い出しました。その時にご縁した場所(絶対に責められない、否定されない、受け止めてもらえる)に出会うことができ、元気になった現在も足を運んでいます。
・まずは、子どもたちの人権、子どもたちの現状をたくさんの保護者、地域の方々に知ってもらう事と意識を変えていく事が大切だと感じました。PTA等で子どもの人権やおはなしいただいた現状の講演会を企画したいと感じました。
・誰もが立ち寄れる場所であり、子どもたちに認識してもらいやすい場所は…と地域を探ってみたくなりました。
・彼らが学びや仕事でハンディキャップを負わないよう、学ぶことや就労のお手伝いができればいいなと思いますが、短い時間でもまずは話を聞く、音楽(下手ですけど、ウクレレなら弾けます)などで一緒に過ごすことなどができれば嬉しいです。
・福祉に繋がっていない子達で色々な家庭の環境の中で育っている子供たちがいる中で未来ある子ども達に信用出来る大人がいて話せる大人がいて意欲持ってやりたい事にチャレンジ出来ることに応援していきたいと思ってます。
感想の一部ですが、木戸さんと後藤さんのお話を聞いて、今子どもに対してできること、自分の地域でできることを考えるきっかけになっていたら嬉しいです!
今回の企画の皆さまからの参加費の一部はイルタテエに寄付させて頂きました。
今後、イルタテエさんの活動に協力したい、何かお手伝いをしたいと思っている方はHPからぜひアクセスしてみてください。
ご参加頂いた皆さま、木戸さん、後藤さん
本当にありがとうございました。










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