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ハードルが高くどことなく遠い存在の福祉~事務員のつぶやき~

こんにちは。事務員のつぶやきシリーズです^^


街の相談室ほろんの仲間に入る前の私にとって「福祉に携わる」という事は、

とても勉強をして、とても頑張って、とても背伸びをして取り組むような事のように思えていました。


何となく堅苦しくて、難しそうで、ハードルが高く取っ付きにくい…どこか遠い存在...

そんなイメージだったと思います。なぜなら、あまり福祉を意識したことがなく、福祉について考える機会が乏しかったので、身近に感じてこなかったという事ですね。


特に障がいを持っている方との接し方については、正直、どうしていいのか全く分からない

というような状況で、自分には何の知識もないし何もできない…そう思っていました。


しかし、最近では、この考えがガラリと変わりました。

管理者の稲岡さんや相談員さん達の言葉で印象に残っているものを二つ紹介します。


【それも福祉よ^^】

「福祉とか私何も分からんし、何か役に立てるとかいなー」なんてぼそっと呟いた事があるのですが、「え?もうやってるやろ?ほら、この前電車で足の悪い方が乗ってこられたから席を譲ったって話してたやん、それって福祉だよ」と返され、えーーー!!!!っとなりました。あれも福祉なの??という感じ。「福祉ってさー、そんな大それたことばっかりやなくてさ、暮らしの中にあるとよー」と笑顔で私に語る稲岡さん。要するに、困った人がいたらその人の事を想って心を寄せる、行動するという事。続けて「普通にくらしの中にふくしがある、そんな優しい社会になるようにしたいとよね」と。

そうだよね!と、とても共感し、またとても身近に福祉を感じ始めるきっかけとなりました。


【そうやって困り感を伝えようとしてるのかもよ】

障がいのある方が、モールや道端で大きな声で叫ぶような素振りだったり、ご本人自身だったり付き添いの方に、手が出てしまっているような場面に遭遇したことが何度かあります。そんな時、かつての私は正直、ドキッとして怖いと感じたり、または、視線をそちらに向ける事さえも失礼な気がしたりして何事もなかったかのように振舞う事が精一杯でした。その場面への理解が出来なかったという事です。

しかし、ある日、その話をS相談員さんに話したところ「障がいのある方の中には、自分が苦しい!困ってる!という表現方法が分からなくて、そういう伝え方になっている事もあると思うよ」と言われ、私の中でなるほど、そうだったんだ!と、とても理解できました。その時から、そういう場面に遭遇しても、そうっと見守り、何か自分にも出来る事があればお手伝いしようかな…と落ち着いて思えるようになりました。


今の私にとって、福祉とは、とても身近で当たり前に存在するものとなりました。そう感じるようになったのも、福祉についての知識を得たからで、無知ということが一番よくないなと感じています。


これからも「知ること」を積極的にやっていきたいと思います。






 

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