4月21日ほろんCafe、無事に開催することができました。
保護者さん、A型就労中の方、相談支援(基幹・ひきこもり)や訪問看護、スクールソーシャルワーカー等、親なき後について一緒に考えたいという方々も参加されました。
今回は「卒後の進路・使える福祉サービス・相談支援の活用法」という壮大なテーマ。
サンクスシェアの田中さんに「暮らす」、「生活する」、「働く」、「お金」、「権利擁護」、という5つのテーマについてとても分かりやすくお話して頂きました。後半は「卒後の進路について、今不安に感じていること」というテーマで対話の時間をとりました。
(対話の中で出たお話)
・進路の情報を知っているかいないかは大きい。理解した上で家に持ち帰ってこどもと対話することが大切だと感じた。
・すべては解決できない、このような場がはじまり。まずはひとつずつ初めていくことが大事。
・学校を卒業すると情報がシャットダウンされ、一気に孤立してしまう。こどものためにも保護者の居場所は本当に必要。
・こどもが求めていること、親が求めていること、支援者が求めていることのズレで苦しんだ経験がある。お互いの想いを共有すること、オーダーメイドでの寄り添い方が大事だと感じた。・働くことだけでなく、居場所についての話が出た。8050問題、9060問題という話が出て、親世代の65歳以上の居場所づくりも必要なのでは。
・信頼できる大人をつくること、大人自身も信頼される大人になることが大事なのでは。
(アンケートでのご感想)
・卒業後の全般的な情報を知ることができてよかった。こどものために就労支援についてもっと知りたいと思った。
・ご自身の病気の体験から支援者としてどういう支援がよいのか考えられたというお話がとても印象に残っている。 当事者の気持ちは支援者には分からないからこそ、 知りたいと思う関わりが必要だと再認識した。
・支援の全体像が見え、再確認することができた。このような場はぜひ継続して頂きたい。
・普段は自身の会で対話をしつつも少しファシリテートする機会もあるので 純粋な気持ちで参加出来た事と対話の意味と目的を振り返る機会にもなった。
・当事者の声を聞けて良かった。 どう感じているのかという想いを直接聞いて 1人の人間としての向き合い方を再確認できた。
・初参加でしたが、優しくて柔らかくて穏やかなコミュニティだと感じた。ハッピーエンドの映画を観た後みたいな感覚になった。0から1を創出すること、想いを形にすること、継続すること、どれも大変なことだと思う。その空気感を肌身で感じる事が出来て良かった。
・いつも思うのですが、田中さんは職人だと思います、 仕事への厳しさとひたむきさを感じます、かっこいい。
・年間スケジュールが出ているので助かります。また参加したい。
将来の選択肢について先が見えない不安感を持たれている保護者さんがいっぱいいる中で、いかに早めに色々な情報を知り、情報を知った上で「ご本人がどうしたいのか?」を一緒に話し合うことが本当に大事だと痛感しました。ほろんCafeで情報を得たり、自分の今の気持ちを話すこと、同じような悩みを持たれている方と繋がることで、少しだけ肩の荷が下りたり、次の一歩のきっかけになれる、そんな場になるよう今後も継続していきます。
ご参加頂いた皆さま、講師の田中さん、ボランティアさん、ありがとうございました。
なお、今回は子どもさんの急な発熱やサポートが見つからずに参加できなかった保護者さんが数名いらっしゃいました。放課後等デイサービスはお休みのところが多く…申し訳ない気持ちでいっぱいです。そこで、希望していたけど参加できなかった向けにアーカイブ動画を残すことしました。現在、ご案内方法等を準備中ですので少しお待ちください。
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