令和6年10月22日、福岡市発達教育センターで開催された福岡市知的障がい特別支援学校保護会（PTA）主催の講演会にお呼び頂き、保護者様に向けに「成人期への移行期に～障がい児→障がい者になる前に保護者が知っておきたいこと」というテーマで90分お話させて頂きました。東福岡、福岡中央、生松、若久などの福岡市内の特別支援学校の保護者さん約100名（会場・オンライン含む）が参加されていました。
主催者との打ち合わせの中で、子どもの将来に対して「漠然とした不安」を抱えている方が多く、情報を知らない保護者が本当に多いので、できるだけ多くの情報を伝えてほしいというご要望がありました。そこで、この講演会のゴールとして、①卒後に使える社会資源の情報を知る、②暮らしのイメージを持てる、③今からできることを見つける、の3つを最初にお伝えした上で、①日中活動・就労、②余暇、③暮らし・生活、④医療・お金・権利、⑤相談先、という５つのテーマごとに、社会資源や福祉サービスの情報、今からできることについて、保護者目線でお伝えしました。「親なき後の不安」といっても本当に色々なものがありますし、障がいの程度や状況、家族状況や住んでいる地域の環境によっても様々です。少しでも将来のイメージを持つことができ、将来に向けて今から取り組めることを具体化していける時間になって頂けたことがとても嬉しく思います。
多くの感想を頂きましたので一部ご紹介します。
具体的なポイントまで話を聞くことができて、将来に向け気にすべきこと、今やるべきことが分かった のはとても助かりました。不安になりすぎず、できる準備は早めにやればいいなと思いました。
今は毎日放課後デイを使っているのが、卒後は 15 時半頃に帰ってくるし土日も家にいることになるの で、今のうちから余暇をどう過ごすか、親も子どもも練習しておかないと困ることになると思いました。 余暇の過ごし方の具体的な提案を色々して頂けたのが良かったです
とてもわかりやすかったです。今までこうした講演は軽度の事例が多い印象で、我が子は重度のためイメージが湧きにくかったですが、今日は幅広く念頭に置いてお話してくださったのでとても参考になり ました。
卒業後のことについて、とても分かりやすく、たくさんの情報を得ることができました。子供が重度な ので、こういった話はいつも難しく感じることが多かったですが、今回は役立つことを聞くことができ ました。ありがとうございました。
勉強になることばかりでした。それぞれの項目についてもっと深く知りたいと思いました。２時間がと ても短く感じるほど内容がギッシリでした！我が子は重度知的障がいのため、様々な支援を利用するこ とになると思うので、今回の内容は大変参考になりました。
好きな事を早くみつけて、お仕事に繋げられたらと思いつつなかなか 見つけられない状況です。余暇活動やお金のことももう少し勉強し、将来に備えたいと思います
成年後見制度や年金について知りたかったので、とても勉強になりました。親なきあと、きょうだい児 に負担をかけない方法を探っていきたいです
何となくぼやっとしていた将来の事が、少しハッキリした気がします。サービスの種類やどんな道があ るのかなど色々聞けて、大変勉強になりました。
将来の不安が少しへりました。早めの準備の参考になりました。
高等部卒業後のことが本当に不安です。だからこそ、今から親なきあとを含め子どもがどう幸せに生き ていけるか、沢山勉強して調べて準備していかなければと心から思いました。
保護者さんの感想を聞いて、情報保障がいかに大事か、を改めて痛感しました。今後も事業所として日々の実践やほろんcafeなどを通して発信を続けていけたらと思います。
貴重な機会を頂きありがとうございます。
来年1月は中学校特別支援学級の保護者様向けの勉強会での講師のご依頼を頂いています。
～積極的に保護者様向けに情報発信をしていきたいので、講師のご依頼もお気軽にお問合せください～
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