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第60回日本精神保健福祉協会全国大会に参加~自己決定をとことん支えること~

  • 執筆者の写真: 由梨 稲岡
    由梨 稲岡
  • 8月27日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。相談支援専門員の原です★


令和7年8月22日23日に北九州で開催された第60回日本精神保健福祉協会全国大会に参加してきました。


一番感銘を受けた話は、NPO法人放撲の奥田理事長の話だが、

その話は街の相談室ほろんから一緒に参加した坂本さんからブログ

記事が上がると思うので、そちらにお任せすることにします(笑)


今回の学会で特に興味があって参加したプログラムは、「自己決定支援」と

「地域移行支援」だ。


まずは一点目「自己決定支援」について。


22日の午前中、プレ企画2の「クライエントの思いをかなえるために~シンの意思決定支援、自己決定について考える~」という企画に参加しました。


さて、学会の内容はさておき、自己決定支援について考えたことがあります。


あなたはなぜ自己決定支援が大切か考えたことはありますか?


プレ企画でも話題の上がっていたキーワードが一つある。


「リカバリー」だ。


「リカバリー」という言葉をご存じだろうか?


色々な意味があるので一概には言えないが、「回復」や「人生の再構築」等様々な

言葉に置き換えられる、特定の日本語にはしにくい言葉です。


詳しくは、福祉のみらいデザイン研究所に取り上げられているので、興味のある人は

見てみてください。



上の動画を見た上で、リカバリーは目的でしょうか?


確かに障害から「回復」することは目的のようにも思えます。


ただ、それは支援者が、「あなたはこうすればリカバリーしますよ」と

押し付けることでは、必ず失敗する。それが私の経験談です。


詳しくは東京大学の熊谷先生の


の記事の「リカバリーをねらうとリカバリーしない」という件(くだり)を

読んでほしいです。


そう、リカバリーは目的ではないのです。


仮に「元気」という意味に訳すと分かりやすいかもしれません。

普段私たちは「元気になろう」と思いますか?


いつの間にか元気になっていると思っているものではないでしょうか?


その「いつの間にか元気になる」為に重要なことが、自己決定だと思います。


すべての人が自己決定が可能です。


そして人は、自分が決めたことだから頑張れる。


その為に、私たち相談支援専門員は、自己決定をとことん支えることが何よりも

重要だと私は考えます。


そう実感した今回の学会でした。


このブログ記事に思ったことがあれば、コメントお待ちしてます。


ありがとうございました。



ree

 
 
 

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