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6月ほろんcafe開催報告「在宅支援サービスを知ろう~ヘルパーやショートステイ(短期入所)の活用~」

  • 執筆者の写真: 由梨 稲岡
    由梨 稲岡
  • 6月24日
  • 読了時間: 5分

6月15日、ほろんcaféを開催しました。6月は「在宅支援サービスについて知ろう~ヘルパーやショートステイ(短期入所)の活用~」 というテーマできいろバルーンの梶原さん、アイラスの仲野さん、下田さんに実際の事例を交えながら分かりやすくお話をして頂きました。


後半は、実際に短期入所を利用したご本人とお母様に体験談を語って頂きました。


生活の幅を広げること、家族以外の人との交流を増やし理解者を増やしていくこと ご家族のレスパイト、緊急時の対応等、目的は様々ですが体験談を聞くことで ご本人にとっての楽しみが増えたことが印象的でした。 最初は保護者さんが預ける事への罪悪感を感じてしまうというお話も出ていましたが 親が元気なうちに準備をしておくことが何よりも大事だと感じました^^


対話の時間では、子育て中の保護者さんや支援者、当事者など約25名で 「①子どもを預ける上でどんな人・場所が安心?②在宅支援を利用してよかったこと(ご本人・保護者の気持ちの変化)在宅支援に期待することというテーマでグループごとに意見交換をしました。


(対話でのご意見を一部ご紹介します)


①子どもを預ける上でどんな人・場所が安心?

  • 優しい人、話が合う人、明るい人、親身になってくれる人、対話してくれる人

  • 本人ときちんとやりとりをしてくれて、寄り添ってくれる人

  • かわいい部屋、家のような落ち着いて過ごせる雰囲気

  • 保護者に対して具体的に困りごとを引き出してほしい

  • トラブルがあった際に事実の報告だけでなく、事前のきっかけも教えてほしい


②在宅支援を利用してよかったこと(ご本人・保護者の気持ちの変化)

  • 月に1回、公共交通機関を使って買い物ができている

  • グループホームを考えていたが、ヘルパーが活用できたら選択肢が広がる

  • 余暇活動の時に、チケットを一緒に購入することができるようになってほしい

  • 継続的に、一緒に、土日も対応できる

  • 家族の介護に頼らなくても使えるサービスが増えてほしい


③在宅支援に期待すること

  • 移動はできても余暇活動への意欲がなかったが、ヘルパーを利用することで意欲が出てきた

  • ヘルパーが一緒に行くことでつながりができ、一人でいっても大丈夫な場所を増やせた

  • 行きたい場所が増え、視野が広がった

  • 大人では難しい片付けを一緒にしてもらい、やり方を教えてもらえた

  • 保護者では提案できない趣味を提案してもらえる


(参加者からの感想)

  • ショートステイの目的が多様化する事で、社会資源としての意味合いが変わる事が興味深かったです。

  • 子でもが先日18歳を迎え成人となり、社会に出るまで残り数ヶ月です。現実を強く感じており、将来、誰かのお世話にならなくてはいけなくなるので、練習のために現在週1回ショートステイを利用しています。今回の在宅支援サービスのことを知らなかったので、内容を知ることができ自分(家族)で取り組まなくても良いのだと思いました。

  • 今後の自立に向けて利用することも視野に入れて、少しでも自立でき、少しでも生活を豊かにできるようにこれからも勉強会等参加し縦横の繋がりで情報を知っていけたらと思います。

  • 対話の時間では、支援者の人となりが大きな話題となった。相談者からあれこれ尋ねたり発信したりすることに対応することはあたりまえのこととして、すべてを発信せずとも困りごとを「想像したり」「気遣ったり」して、支援者側から寄り添って(そばにいるだけではない、近寄っていかねばならない)ほしいという保護者や当事者の発信を重く受け止めました。

  • 寄り添いの中では、なんでもかんでもやってほしいわけではなく、どうすれば自分でやっていくことができるのかその方法を導いたり、一緒に考えたりすることを望んでいるとのこと。つまり、魚を獲ってあげるのではなく、魚の獲り方を教えてほしいということ。そして、魚を獲る取り組みをしっかり見守ってほしいということであろうと理解しました。

  • 在宅サービスについて、実際に事業所を運営している方から、そしてご家族からお話しを伺えてよかったです。より具体的にイメージできたと思います。今後の支援にいかしたいと思います。ありがとうございました。

  • 在宅支援についてずっとお話を伺いたかったので、やっとお話が聞けて満足です。最近児童さんは学校やデイでは模範的な振る舞いをするけれど、お家だと不適切な行動があり、ご家族が疲弊しているケースがいくつかあり、そうなった時はやはり在宅支援がかなり重要なサービスとなっています。そうなるとヘルパーさんの力量も必要で、誰でもよいわけではないというのが現状です。しかし、ニーズはあるので梶原さんのようなヘルパーさんがたくさん増えると良いなあと日頃から感じています。

  • ヘルパーさんの介入で支援がうまくいった話とか、共同支援(か〜む)の実践例がありましたらぜひお聞きしたいです。ありがとうございました。


 

 在宅支援を活用することで、ご本人にとって楽しみが増え、生活の幅を広がるということ。

また「親なきあと」にむけての将来への準備ができること。在宅支援の重要性をさらに感じた会になりました。気になっていたという方、まずは相談員さんに相談したり、短期入所先を見学するなど一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。


  梶原さん、仲野さん、下田さんありがとうございました。




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